クリーンベンチから臨床へ
摘出皮膚を活用した有効性試験の意義
2025年05月14日(水) 13:15-13:45
会場: G301
DRC株式会社
試験部 in vitro試験グループ
主任
合田 悠真氏
【講演概要】
DRCは、フランスにヒト摘出皮膚を用いたex vivo試験専用のラボを設立しています。本セミナーでは、ex vivo試験の重要性とその具体的な応用例について紹介します。ex vivo試験は、生体外で組織を用いて薬剤の効果や安全性を評価する手法であり、欧米においては一般的に使われる評価法です。しかしながら、日本においては摘出皮膚を入手して用いることが難しいため、あまり知られていません。ここでは具体的な例を通じて、ex vivo試験が臨床試験の前段階としてどのように役立つかを紹介します。また実際に摘出皮膚を提供しているBiopredic International社から、我々にどのような皮膚を提供しているのか、また、その皮膚の調製方法や、倫理的に問題なく商業研究に可能であることを詳細に紹介いたします。参加者の皆様には、ex vivo試験の実践的な理解を深め、今後の研究や臨床応用に活かしていただければ幸いです。