たるみ世代に新アプローチ! ボタニカル素材で“HYBID”からヒアルロン酸を守り、未来の重力に負けない肌に! 新製品「ヒアルガード」CITE2023上市
2023年05月19日(金) 12:30-13:00
会場: G301
一丸ファルコス株式会社
開発部
研究員
金井 杏子氏
【講演者プロフィール】
2014年に東京農工大学農学部に入学し、生命現象に重要な糖鎖に結合するタンパク質であるレクチンの研究を進め、2020年に同大学院修士課程を修了(農学)した。かねてより興味のあった化粧品に幅広く関わることができる原料メーカーを志望し、2020年に一丸ファルコス株式会社に入社。化粧品原料開発に全力でぶつかりつつ、猫と亀を愛でる日々を送っている。本講演では新製品のヒアルガードを分かり易くご紹介します。
【講演概要】
ヒアルガードは、従来のヒアルロン酸(HA)のイメージを覆す新しい機能、「構造維持力」に着目した天然由来の化粧品原料である。近年、肌のHA分解経路として、従来のヒアルロニダーゼとは別に、新たにHYBIDが見出された。HYBIDは真皮層におけるHA分解のメイン経路であるが、その機能を制御する化粧品原料は市場に流通していなかった。ヒアルガードは、加齢や外部刺激に誘導されるHYBIDの発現を抑制し、HAを分解から守る。ヒト試験では、軽微な重りを皮膚に吊り下げ、将来のたるみに対抗する力を評価し(測定法の特許出願済)、ヒアルガードが高分子HAを守ることで保たれる構造維持力が、重力に負けない肌を生み出すことを確認した。ヒアルガードは、HAに着目しつつも従来とは異なる出口戦略「たるみ予防」に着目した製品の開発に貢献する。HA産生促進成分やコラーゲン・エラスチン産生促進成分などとの組み合わせも推奨する。