"コスモススタンダード改定版(第4版)の案内"- コスモススタンダードは持続可能な開発を推進する、世界で最も認知されたナチュラル・オーガニック化粧品認証基準。最新版の概要と改正点を中心に解説。逐次通訳有り。
コスモススタンダードは真のオーガニック•ナチュラル化粧品を消費者に保証するグローバルな基準。
2023年05月18日(木) 14:00-14:30
会場: G304
BDIH/COSMOS-standard
認証部
責任者
グランデル ローランド氏
日英逐次通訳(逐)
【講演者プロフィール】
1987-1997 ドイツ ハイデルベルク大学にて化学専攻、理学博士取得
1998-1999 アメリカ スタンフォード大学にてバリートロスト教授の下で研究員
1999-2007 ドイツ BASF AG にて創薬部門のリーダーとして研究に従事
2008-2015 BDIH (ドイツ化粧品医薬品商工連盟)
2010年よりBDIH直轄のコスモス公認認証機関IONC 認証責任者
コスモススタンダード技術委員会委員
【講演概要】
コスモススタンダードは現在32,000を超える製品、13,000のオーガニック成分を含有する原料を認証し、約8,000の認証製品に配合可能なナチュラル原料を承認している。2021年からは基準の見直しに取り組み、専門家や認証取得企業の意見を踏まえ、さらに公開ヒアリングを経て改訂版(第4版)を今年1月に発行した。6月より施行、主な改正点は以下の通り。
•熱帯雨林の保護を目的として、パーム油、パーム核油及びその誘導体の基準を見直した。
•ミネラル由来の成分を精査し、グリーンケミストリーの原則とサプライチェーンの持続可能性を反映した。
•ナノマテリアル の基準を明確にし、日焼け止め製品に限っては紫外線散乱剤として二酸化チタン、酸化亜鉛の配合を認めた。
•出発原料の収穫については、絶滅危惧種の保護という概念を強化した。
•容器、包材についても素材の持続可能性を考慮し、基準と指針を明確にした。
セミナーでは主な変更点について解説する。