DRCが提案する評価のトータルコーディネート あなたが見たいものはなんですか? Part 1:細胞での評価からヒト摘出皮膚を使った評価まで
2023年05月17日(水) 15:30-16:00
会場: G303

DRC株式会社

真柴 里歩


【講演概要】

 機能性原料やそれを配合した製剤の有用性は、ヒトでの実使用試験で得られたデータが最も価値があることは既知の事実です。ヒト有用性評価で原料や製剤の効能を十分に発揮するためには、その作用メカニズムを考慮した試験計画をたてる必要があります。作用メカニズムの検討には、単層細胞系や3次元培養皮膚モデル、摘出したヒト皮膚を使った方法があり、遺伝子レベルからタンパク発現まで検討することが可能です。また、3次元培養皮膚モデルや摘出したヒト皮膚を用いた評価においては、原料のみならず製剤での試験も可能です。
本発表では、美白作用を事例としてヒト試験で有効性を得るための事前検討として、in vitro評価法と摘出したヒト皮膚を使ったex vivo評価法の種類やそれぞれの特徴を紹介します。また、得られた結果から、どのようにしてヒトでの有用性評価に繋げていくかについても述べます。