肌弾力改善効果を有する柑橘由来ポリフェノール配糖体「グルコシルナリンギン」のご紹介
グルコシルナリンギンは、肌のハリ改善に効果的な植物由来の新規機能性素材として2020年3月に上市されました。エラスチンの量、質の両面から肌弾力にアプローチする、その機能をご紹介します。
2021年05月19日(水) 14:00-14:30
会場: F会場(G301+G302)

長瀬産業株式会社

花岡 美穂


【講演概要】

肌のハリや弾力は人の見た目を左右する重要な要素です。消費者にとって、これらの低下は大きな関心事であり、その維持・改善に対する化粧品への期待も大きいと考えられます。肌のハリや弾力の維持を担うのは真皮細胞外マトリックスのひとつであるエラスチンです。我々が開発したグルコシルナリンギンは、このエラスチンの産生を増強し、またその線維形成をも促進することが確認されました。
グルコシルナリンギンは、酵素法を用いて柑橘由来のポリフェノール「ナリンギン」にグルコースを結合させた素材です。配糖化により水溶性が改善し、様々な試験が可能となったことで、ヒトでの有効性評価においても肌弾力性の改善効果が認められました。
グルコシルナリンギンはエラスチンの量的な改善効果のみならず、線維形成促進という質的な改善効果も有しており、エラスチンに多面的にアプローチすることで効果を示す新たなエイジングケア素材として期待されます。