スキンマイクロバイオーム（肌の微生物叢）を活用した原料による化粧品開発へのアプローチ

皮膚常在菌の無限の可能性！

2021年05月19日（水） 11:45-12:15

【講演概要】

コロナの影響により消費者の皮膚常在菌に対する関心が高まっています。
今回のセミナーではそのトレンドに合わせ、消費者ニーズの情報と以下効果を持つ３原料を紹介します。

（１）皮膚常在菌のバランスを調製
（２）皮膚常在菌の保護
（３）皮膚常在菌によって効果を発揮するアクティブ原料

ジェネムクロック® 乱れた時計遺伝子にアプローチして健やかな肌へ

睡眠不足に負けない肌作り！ 不規則な生活により体内リズムが乱れると、肌機能にも影響を及ぼします。 乱れた時計遺伝子に働きかけ、肌機能を改善するジェネムクロック®について紹介します。

2021年05月19日（水） 15:30-16:00

【講演者プロフィール】

東洋紡株式会社敦賀バイオ研究所にて、化粧品原料の研究開発に従事。2016年より現職。

【講演概要】

肌にも体内時計（サーガディアンリズム）があり、時計遺伝子が作用しています。これら時計遺伝子は抗酸化やバリア機能などの肌の機能の発現に関わり、昼間は保護/夜はダメージの修復に関与します。不充分な睡眠や夜遅くまでスマホを見ることによる生活リズムの乱れに伴う体内時計の乱れに伴い、肌本来の機能が損なわれ、肌不調につながります。
今回のセミナーでは、時計遺伝子の発現リズムに働きかけることで、日中の肌を保護する抗酸化物質や保湿成分の産生強化、肌ダメージ修復効果を発揮し健やかな肌へ導くジェネムクロック®について紹介いたします。

新しい生活様式に沿った提案　～NanoCap🄬で毎日いい肌～

明るい肌が私を変える！明るい肌がわたしを変える！化粧品原料のNew Normal

2021年05月20日（木） 15:30-16:00

【講演概要】

独自のカプセル化技術を用いて、オーダーメイドで機能性成分をナノカプセル化する化粧品素材「NanoCap®」を紹介します。
新型コロナウイルスの感染拡大によって、日常化したマスクの着用よる肌荒れやオンライン会議で悪目立ちするたるみなどの新たな肌悩みが生まれています。また、おうち時間の増加により家での充実したセルフケアが定着するなど、生活様式の変化が美容に対し大きな影響を与えています。
「NanoCap®」はこの様な新たな生活様式に合わせた高機能なスキンケア製品の差別化に最適な原料です。「NanoCap®」は生体細胞膜と類似構造をもつリン脂質カプセルで、肌への親和性が高く優れた保湿効果と持続性を発揮し、機能性成分の浸透もサポートします。
エビデンスデータとして、成分の浸透性を評価する評価技術についても最新の研究内容をご紹介します。

化粧品における新素材CNF：セレンピアCS-01Cの可能性を探る

未来のサステナブル素材の有効利用に向けて

2021年05月21日（金） 14:00-14:30

【講演者プロフィール】

日本製紙株式会社研究開発本部CNF研究所に在籍。
2013年より当社岩国工場にあるCNF実証設備にてCNFの量産化検討に携わったのち、現在は主にCNFを用いた食品・化粧品の用途開発に従事。

【講演概要】

日本製紙が化粧品向けに展開しているCNF（製品名：セレンピアCS-01C）について、化粧品素材として利用する場合に物性面でどのような特徴があるのか、また化粧水やサンスクリーン剤、洗顔料等の様々な用途で用いた場合の効果や利用例についてご紹介します。